日本での自然派分娩とアメリカの促進剤からの無痛分娩。両方経験した私が陣痛の痛みや反対意見へのメリットデメリットを全て話します!

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一生に何度もない出産だからこそ、そのスタイルにこだわりたい・・・

そんな思いを抱く妊婦さんは多いと思います。

私は特にこだわりはなかったものの、思いがけず

「日本の自然派クリニックでのお産・入院中の自然な食事と母乳指導」

「アメリカで勝手に予定日2週間前に促進剤。からの~無痛分娩。チーズバーガー食べて1泊で退院」

という超両極端な出産を経験することとなりました。

そんな私の経験をまとめました。

これから出産する妊婦さんの心配がなくなるといいなと思います。

自然派、無痛、促進剤・・・どちらがどうという論争への感想

「お腹を痛めて産んでこそ母」的な論争

自然派分娩、促進剤からの無痛分娩、ハッキリ言って母性に差はないです。

『どちらもカワイイ。どちらも愛情に変わりはない』

てか、そんなん当たり前なんですけどね!!

むしろ、2歳まで3時間も連続で寝たことのない夜泣き派の3兄弟でしたが、無痛分娩の方が体力的にあとあと余裕なので、育児や家事にスムーズに戻れます。

初めての子を自然分娩して長い陣痛がえらく痛んで結局吸引分娩でへとへと・・・なのに直後から授乳で睡眠不足でへとへと・・・もう二人目なんていらない!!

となった私。

「産んだらすぐに痛みを忘れるよね」という女性たちには賛成できなかったタイプです。ゴジラ松井が腰にフルスイングをかまし続けるような地獄の痛みを忘れるって!!意味わかりません。

というわけで体力的な面からお世話に余裕が出るのは無痛分娩です。

 

まあ、お産が軽い人にとっては自然分娩でも体力的な問題はないかもしれません。

だからこその自然分娩推しがいるのも事実。

友人は微弱陣痛からの、本格的な陣痛が丸二日続いたため、二人目は恐ろしくて考えられない・・・なんてことも。

いろんなケースがありますが、「お腹を痛めて産んで」も助けに来てくれる人が近くにいない場合が多いのが現代の育児環境。もうこの時代に合った論争じゃないんです。

何で産んでも母性は同じ。帝王切開の友人だってそう言っています。

自然分娩でスムーズにいった人は、自然分娩を勧めてきますが人は人。関係ありません。

『無痛分娩は甘え』的な論争

甘えて何が悪いのかわかりません。

あんなに痛いことがわかっているなら、麻酔に甘えてもいいに決まっています。

なんなら、「麻酔は甘え」という人の歯科治療は麻酔なしでお願いします。陣痛はその何倍も痛いので、歯科治療の麻酔なんか要らないですもんね?

これを同じ母となった人が言うのが一番厄介ですよね・・・

私は1人目の自然分娩の痛みが強すぎていきみがうまくいかず、分娩室に移動してから3時間もうまくいきめずに赤ちゃんの心拍が弱まり、緊急手当てで吸引分娩となりました。

痛すぎて赤ちゃんが危なくなるくらいなら、無痛で冷静にいきんだ方がいいです。

ちなみに、無痛でも収縮は感じますし、いきむタイミングはしっかりわかりました。

「母になるための陣痛を味わってみたい」という人はたくさんいると思うのですが、

「陣痛を耐え抜いて母になった。麻酔という余計なリスクを負う必要はない。だからあなたも陣痛に耐えるべき!」的な押し付けはいりません。

陣痛の経験は母を強くすると言われたらそうかもしれません。

体育会的な雰囲気で言うと、

「あの痛みに耐えられたんだからまだまだいける!!!」みたいな思考を持つことができます。

親知らずを抜くのに鬱になっていた時に、職場のママさんから

「出産の痛みに比べたらどうってことないでしょ」と言われたことがあります。これですね。この根性論的な感覚。

ただ、痛みに耐える分の体力を他に回せるという意味で、無痛分娩は非常に合理的です。

『赤ちゃんは自分の出てくる時を自分で決める』的な論争

よく、赤ちゃんは自分の出てくる時をわかって出てくるといいますよね。

まあ、そうだと子どもが言うと面白いし、可愛いエピソードになったりすることもありますよね。

「○○日に生まれてきてね~なんてお腹に向かって話しかけていたら、本当にこの日に生まれてきた」

「旦那が忙しい時期でまだまだ出てこないで、と思っていたら、ドンピシャで旦那の休みの日に生まれてくれた」

という「ママのお願いを聞いてくれた赤ちゃん」「空気が読める赤ちゃん」エピソードから、

「予定日過ぎても出てこなくて焦る私。。。結局出てきたのは41週過ぎてから。ゆっくりお腹にいたかったんだねえと助産師さんに言われました。」

「どうしてなかなか出てこなかったかを聞いてみたら、『ママのお腹の中にいたかった』と言われた」

という「出てきたい日は自分で決めるゆったり赤ちゃん」エピソード

などなど。

赤ちゃんが自分の生まれる日を決めて出てくるという話を聞いて、こちらで無理に誕生日を決めてしまう促進剤を使った計画分娩や誘発分娩を避けたい!と思うママも多いはず。

でも、ハッキリ言って、促進剤だろうが誘発剤だろうが産後の成長に差はないです。

「誕生日は赤ちゃんに決めて欲しい」という気持ちはとってもよくわかるのですが、無事生まれてしまえば意外とどうでも良くなります。

元気に生まれてくれたこと、それだけで満足なんです。

管理入院などで計画分娩をしたからと言って、負い目に感じることなど一つもありません。

実際に私は押し問答の末に、以上がないにもかかわらず2週間も早く促進剤で出産することになりました。

その時は医師にいぶかりを感じまくっていましたし、(どうせ医師のバケーションと分娩予定がかぶったとかなんだろう)無理やり引きずり出してごめんねって思ったりもしましたが、2歳を過ぎればどうでも良くなってきました。

そして、今ですらたいして話を聞いていないくせに、お腹の中でしっかり耳を傾けていたなんてそんなこと・・・あるわけないのです(笑)

自然分娩と促進剤や無痛分娩、私が感じたメリットデメリット

ここで少し、両方を比べてメリットデメリットを考えてみます。

あくまでも、お産が終わった人(私と友人)の感想になります。

妊婦さん向け雑誌にあるようなノウハウ的なものではなく、ガチの感想なので、一般に言われているようなメリットデメリットの中でも私や友人が感じなかったことは書いていません。

個人的な意見なので、あなたの周りの意見と差もあるかもしれませんが参考までに・・・

自然分娩のメリットデメリット

立ち会った旦那に、出産の大変さをわかってもらえる

あまりに長い陣痛、痛すぎて飛ぶ記憶、痛すぎるがための嘔吐など・・・かなり壮絶な現場を長時間見せることになります。

そのため、生まれた瞬間の安堵感はひとしお。

出産がこんなにも大変なことなんだという実感を共有できますし、産後にいたわってくれます。

産後のやり切った感がスゴイ

やっと終わった・・・・やっと産まれた・・・そんな感じで産後は灰になります。

簡単なお産ではなかった私はやり切った感で真っ白な感じでした。

お産に時間がかかったので、カンガルーケアさえ重くて苦しくて「もういいです」って看護師さんに返してしまったほど 汗。

達成感は一番あると思います。

体力の消耗がひどい

とにかく産後は何もできませんでした。陣痛が痛すぎていきむのが下手で会陰部の傷はひどく、トイレにも行けず。筋肉の損傷がひどくて尿漏れもひどい。

夜中泣きっぱなしの赤ちゃんと母子同室で、睡眠不足にいきなりぶち当たる。

自分が歩くのもやっと。食事はしばらく食堂に行かずに持ってきてもらっていました。

入院しているとはいえ、自分のことは自分でやらなくちゃいけないのにできない。赤ちゃんの世話も始まっている。

体力勝負の育児なのに、スタートが体力ゲージ0に近いってかなりキツイです。

痛みを忘れられず、2人目を躊躇する

女の人は出産の傷みを忘れてしまうとよく言いますが、私は「んなわけあるかい」と思っていました。

とにかくキツかった。というタイプのお産の場合、(加えて夜泣きもひどかったので余計に)2人目を躊躇してしまいました。

特に自然派クリニックは会陰切開やカテーテルでの尿処理などしてくれないのでダメージは倍。会陰縫合は複雑で回復も遅く、筋肉損傷による尿漏れもしばらく続きました。

私はまさにこのタイプ。無痛分娩が主流のアメリカに行くまで産む気になれず、第二子との年齢差は7歳になっています。

産まれてくる日がわからないから旦那が間に合わない

立ち合いを希望している場合、いつ何時陣痛が始まるかわからない旦那さんにとって、休みが取れる可能性が低くなります。

陣痛は何時間も続くため、入院してから駆けつけても間に合うとも言いますが、それは個人差が大きく何とも言えません。

間にあっても、産後そのまま仕事に戻るなんて言う事だってあり得ます。

立ち合いを希望するなら、いつ生まれるかわからないのはなかなか難しいですよね。

無痛分娩のメリットデメリット

精神的に余裕で出産を迎えられる。

壮絶な痛みでパニックや狂暴になりがちな自然分娩に比べ、無痛なので全く痛くありません。陣痛中は旦那さんと和やかに過ごすことができます。

痛みによる怒りに任せて旦那をののしったり、殴ったりという事はありません。

ひたすら腰をさすったり、ボールで会陰を押してもらう必要もありません。

陣痛による収縮はしっかり感じます。

陣痛がこの世のものとは思えないマックスのときだって、余裕。

感覚はあるので冷静に出産に挑むことができ、むしろ楽しんでその場を乗り越えることができます。

体力に余裕がある

陣痛の痛みに耐え抜く体力というのは想像を絶するほど大きなエネルギーです。

それをマルッと温存できるのでママの回復は早く、赤ちゃんのお世話にスムーズに移行できます。

無痛分娩のメリットは9割がここに尽きると思います。

余計に費用が掛かる

アメリカでは無痛がスタンダードなので余計に麻酔の費用が掛かるという事はありませんでした。

それでも、アメリカで一人目を出産した友人たちが、帰国後に二人目を出産した際には、皆無痛分娩を選択しています。

やはり一人目を無痛分娩にすると、その快適さに無痛を選択する人が多いように思います。

日本で出産している友人は「2人目は絶対に無痛にする!」と言いながらもやはり費用の面で普通分娩にしている方が多いです。

余計にかかる費用はやはりネックですよね。少なくて5万、多いと10万前後の費用が掛かります。また、麻酔科医を抱えているクリニックは、スタンダードの入院費用が高いことも多いです。

促進剤での出産のメリットデメリット

終わりの見えるお産になる

無痛分娩を選択する際、麻酔科医のいる時間帯を考慮して計画分娩となることが多いです。

特にアメリカでは、破水しただけで来院すると、さっさと促進剤を打たれて退院の時間が見えるようにします。

自然派分娩のように陣痛が微弱となっていったん返されたり、先の見えない難しいお産となったりするよりも、精神的に安心できます。

旦那さんのお休みが取りやすい

いつ何時起こるかわからない陣痛よりも、促進剤を打ってこれから産みます、という方が立ち合いを希望している場合は安定したスケジュール管理ができます。

一生に1度か多くても3度くらいしかない機会。

希望しているのに立ち会えなかった時の後悔は絶対に取り戻せません。

いきなりのお休みが取れない会社や、通勤時間がかかるなどの場合、計画分娩はとても助かるんです。

無理やり出された感がある

これは私の妊娠経過が普通にもかかわらず、医師と超音波技師の言い分が食い違って、予定より2週間も早く医師が計画分娩とした、という経緯もあるのですが・・・

(超音波検査で「順調に育っているから大丈夫」と技師さんが言ってんのに、医師が「胎児が小さすぎる。育っていない。すぐに出してあげないと」と言い張ったという経緯)

40週でもいつも3000グラムないうちの子たち、できるだけ満期に近いようにしてあげたかったのです。

38週なので2500グラムとまだまだ小さく「ちょっとまだ早い」感が否めなかったため、促進剤での無理やり引きずり出した感が罪悪感として残りました。

とはいえ、2歳になった今となればそんなことどうでもよくなってしまうのですが・・・

アメリカ特有のいい加減な感じと言ってもいいかもしれません。

自然分娩、無痛分娩、促進剤使用についてのまとめ

いかがでしたか。

クリニックの方針や、お国柄もあって一概に「絶対これ!」というおすすめはありません。

陣痛の強さやお産にかかる時間の長さも個人差が大きく、

ましてや個人のお産に対する志向もまちまち。

ただ、世間の論争に惑わされている人や、心配している人にとって「リアルな声」を届けられたらと思い、この記事を書きました。

自然派クリニックでの自然分娩と、アメリカの超合理的な無痛分娩の両方にメリット・デメリットがあります。

想い出となるお産。ベストな選択ができますように。

 

ちなみに私がもう一度お産するとしたら・・・

「日本の産院で無痛分娩」がしたいです☆

(4泊ゆっくり、おいしいお食事をしながら過ごしたい)

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