いま、いろんな情報が飛び交っていますよね。
自分で調べない限り、ネットに頼るしかないのも実情。何が本当のことなのか、何が隠された情報なのか、わからなくなる時代です。
だからこそ、「これさえ知っておけば避けられる」という知識が大事になってくる時代。
無知こそが怖い、そんな時代に私たちは自分で考える必要を迫られています。
そんなこんなでちょっと、放射能について知っておきたいことをまとめました。
放射線による被ばくとは何か
放射線を浴びることを被ばくといいます。
これは少量でも大量でも同じで、地球上に住んでいる限りは必ず生物は被ばくしていると言えます。
しかし、人体に影響のない被ばくと、悪い影響のある被ばくとあり、ここでは悪い影響について調べていきます。
放射線被ばくによる急性障害とは
これは、かなり多くの放射線を一気に浴びることによって症状が現れます。
一週間前後、懸命な治療期間を入れると数か月で亡くなることが多いです。
被ばく量のイメージとしては原爆が落とされた広島・長崎の人々に現れた症状です。原爆からは大量のガンマ線(9割)と中性子線(1割)が放出されました。
ヒロシマ原爆の初期放射線量を下記に表します。
(財団法人放射線影響研究所より)
爆心地(0m地点)ガンマ線 123,000msv(ミリシーベルト)
中性子線 35,000msv
500m地点ガンマ線 35,000msv(ミリシーベルト)
中性子線 6,400msv
(原子爆弾の放射能汚染と、福島原発周辺地域の放射能汚染から引用)
御覧のように、「年間1ミリシーベルト」を安全な被ばく線量の目安にしている数値からすると、比べ物にならないくらい、助かるはずもない莫大な量の放射線が降り注ぎました。
外を歩いていた人々は、熱戦や爆風のほかに、外部被ばく(重度のやけど)で一瞬で亡くなってしまいました。
また、原爆投下後も大量の放射性物質が拡散されていましたが、家族の安否を確認しに現場に行った人々は、かなりの放射線が降り注ぐとも知らずに長時間外をうろうろしていたので、かなりたくさんの方が被ばくによる急性障害で数か月以内に亡くなっています。
これは、放射線が白血球を壊していくために起こる白血球の減少が主で、治療には骨髄移植や大量の輸血が必要です。
大体、1シーベルト/時間の被ばくで人は白血球がなくなり亡くなることがわかっています。いわゆる致死量です。
もちろんこの被ばく量では生死をさまよいながら治療を受けることになります。
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放射線被ばくによる晩発性障害とは
いわゆる「直ちに影響はない」けれど、長い年月をかけて少し多めの被ばくをした場合に、癌などの病気を発病することです。
今ほとんどの人が気にしているのは、この放射線による晩発性障害のことでしょう。
しかし、これは全く同じ被ばく線量であったとしても、全員が病気になるわけではありません。
発癌する人と発癌しない人がいる、ということです。
つまり、病気になる「原因」でもあるわけで、その原因やリスクを取り除くことも私たち自身でできるのです。
食べるものや、水、外出時に少し気を付けるだけで、そのリスクは大幅に減らせます。
例えば発がんを促す成分を含む食べ物を避けるとか。
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被ばくすると何が起こるのか
まず、放射線は基本的に、DNAを切って傷つけます。
少量の損傷、とくに自然界の放射線であれば、DNAの持つ修復作用が働いてほぼ無害ですが、損傷が大きく修復が間違って行われてしまうと、そのまま間違ったままの細胞が増えて影響を及ぼします。
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細胞を増やし続けている成長期の子どもや妊婦さんがX線検査などの人工放射線に気を付けなければいけないのは、そのためです。
急性障害では、大量のDNA損傷を一気に引き起こすために外部被ばくによるやけど、内部被ばくによる吐血、下痢、白血病などDNAの回復が困難な状態までに壊されます。
よくネットで懸念・拡散されている生物の奇形は、このDNAの修復が間違った状態で成長したもの、と考えられます。
また、「基準以下」という言葉を信じて何でもかんでも食べたり飲んだりして体内に取り込んでいると、内部被ばくにより晩発性障害を引き起こす確率が高くなります。
アメリカでは、原発から排出される「基準以下」のトリチウムを含んだ水を源水とする街の人々が、特に子供を中心に癌や脳腫瘍で亡くなっています。
特に高い線量ではありませんが、低線量の毎日の内部被ばくがもたらす深刻な例です。
私達の住む日本も、場所によりますが原発事故の影響で低線量の放射性物質が少しづつ取り込まれる環境にあります。
自分でどれだけ被ばく量を減らせるか。
どれだけ身の回りの有害物質を減らして暮らせるか。
子どもたちのためにも、少し真剣に考える時代になったと思います。