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子どもを守るための知識 放射能・電磁波

放射能とは何かを、簡単に。人体への影響や症状など。きちんと知って適切な対策を練ろう。

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 福島の事故で初めて寄せる放射能って何?という関心。

私も初めは漠然と理解している”つもり”でしたが、いざ調べながら情報を集めているとずいぶんと知らないことばかりであることに気づきました。

特に「被ばく」なんて言葉は、歴史の学習で原爆のことを学んだ時くらいしか聞いたことがありませんでした。

原爆で被ばくした人々が、数年以内に亡くなったり、長年にわたって苦しんだりしているのは日本人なら理解している問題です。

だから地震の後に起こった事故が原因で原子力発電所から放射性物質が漏れて「被ばくする」なんて聞いた時には歴史の勉強と記憶がリンクしたために、体への影響やこれからどんな症状が出るのかとにおののいたものです。

 

知らないことは怖い、とはよく言ったもので、相手をよく知れば知るほど、しっかりと対応もできるものです。

そうすると、漠然とした恐怖心は消えていきます。

聞きかじりではなく知識として自分のものにしてしまえば、自ずと今の家族構成や地域に合った放射能対策を考えることができます。

放射能と放射線、放射性物質ってどう違うのか?

それぞれの意味は物理的には明確に区別されます。デジタル大辞泉によれば、

 

物理的には、放射能は原子核の性質、放射線は放射性核種が放出する高エネルギーの粒子または電磁波、放射性物質は放射線を放つ物質を意味する。

 

とのことで、それぞれの意味ははっきり区別されています。

しかし一般的にニュースなどでは、「放射能漏れ」「放射能を浴びる」などとまぜこぜで使われているのが実際のところです。

 

辞書の言葉は難しいですよね。簡単に言ってしまうと、放射能とは「放射線を出す能力」のことです。

放射能の「能」は能力の「能」ですよね。

ですから、「放射能」は漏れるものではありません。

漏れているのは、放射性物質から出される「放射線」という事になります。

天然(自然)放射能と、人工放射能とは何か。

もともと放射能という言葉は、自然に放射線を出す現象に対して、あのキュリー夫人が提唱した言葉でした。

放射能には、宇宙から届いたり古くから自然界にある天然放射能と、環境汚染の原因となる人工放射能の二つに分けられます。

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天然放射能は、普段私たちが浴びているもので、宇宙に近くなればなるほど強くなります。

例えば成田からニューヨークに飛ぶと、150から200マイクロシーベルトの被ばく量になります。

フライトを司るパイロットの方は、被ばく量がかなり大きいということになりますよね。

しかし人工放射能はどうでしょう。

胸のレントゲン撮影で400マイクロシーベルト。たった1回でニューヨークまで往復するほどの放射線を浴びています。

放射能を浴びると危ないの?

今どれだけ自分が放射能で被ばくしているのかを知るには

よく聞くシーベルトという単位は、被ばく線量を表す単位です。

安全な被ばく線量は「年間1ミリシーベルト以下」とされています。

この「1ミリ」は、自然放射線(平均年間2.4ミリ)や医療放射線(平均年間2.3ミリ)を除いた被ばく線量とされています。

(ちなみに1ミリシーベルトは、1000マイクロシーベルト。)

自分のいる地域の屋外に24時間立っていると仮定して、年間の被ばく線量を計算してみましょう。

空間線量(マイクロシーベルト/h)× 8.766 = 年間被ばく量(ミリシーベルト)

です。

 

例えば東京スカイツリー周辺では約0.14マイクロシーベルト。このあたりの外に24時間365日裸でずっと立っていたと仮定して

0.14×8.766=1.22724    → 1.22724ミリシーベルトの被ばく

となります。

 

年間被ばく量の1ミリシーベルトを上回っている!!

と思わなくて大丈夫です。24時間365日、裸で外にいる人はいません。大体3分の1は屋内にいるとすれば、(それでも16時間屋外にいると仮定して)1ミリは下回るはずです。

 

自分の地域の年間被ばく量を計算してみる

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放射能物質は本当に怖いのか。

例えばラジウムは放射能を持つ物質です。

放射線の一種であるα線を出して、ラドンという物質になります。

あれ、聞いたことがあるぞ。という方はお分かりの通りです。

健康に良いとされるラジウム温泉、ラドン温泉、などは放射線の一種がお湯に溶け込んだ特性のある温泉です。

では、放射能温泉なんか危険だ!というのを聞いたことがあるでしょうか。少なくとも私はありません。

事実、有名なラドン温泉のある村杉温泉では、がんや関節痛、神経痛などを患った人々が訪れ、快方に向かうことで知られています。

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さらに、「東京世田谷でホットスポット」と大騒ぎになったニュースも割と記憶に新しいところ。

原因は民家の床下に保管されていたラジウム瓶でした。危機感を感じた市民団体が、3.35マイクロシーベルト/hという平均値よりも高い数値を測定して、それをマスコミが大変煽ったニュースでした。

この民家で暮らしていた92歳の女性は健康であったといいます。

何でもかんでも放射能についてマスコミやネットの書き込みに煽られてしまっては身が持ちません。

不安に乗せられることなく、いったん冷静に考える必要があると私に感じさせました。

 

放射能は、すべてがひとくくりに「怖い」わけではないのです。

放射能汚染の、何に気を付けるべきなのか。

とはいえ、やはり福島第一原発の事故により漏れ出ている放射能は人工放射能であり、長期的に浴びていれば人体に影響を及ぼす可能性のある放射性物質です。

セシウムやストロンチウム、ヨウ素などといった放射性物質が事故により漏れだしています。

いま私たちが気を付けるべき放射線は、どのような種類であって、どんな性質を持つのか、どんな影響があるのか、自分の住む地域はどれくらいの影響があるのかを知り、対策を各家庭の事情や状況に合わせて考えていく必要があります。

特に公的機関が発表する数値について信用がないような言い方をする団体もありますが、測定に使っている機械はほぼ同じ。

公的機関が嘘をついたところですぐにばれます。低く見積もった数値を発表することによるメリットはないので、測定数値に関しては信用して良いでしょう。

測定数値が高いことを前提に不安を煽り、測定、除染ビジネスを仕組んでいる「市民団体」もあります。

 

やはりそのような手に転がされないためにも、自分自身で知識を付け、対策を練っていきたいところです。

 

放射線に関する知識はこちら

内部被ばくって何だろう

外部被ばくって何だろう

放射線のα線、β線、γ線って何?

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