スナック菓子、一度食べたら止まらないですよね。
お腹が空いていなくても、一袋食べれちゃうようなおいしさと中毒性。
大好き!という人も多いのではないでしょうか。
でも、もしスナック菓子の袋に
「警告 この商品はがん、先天性異常・その他の生殖障害を引き起こす可能性があるとされている化学物質が含まれています」
と書いてあったら、どうしますか?
フェイスブックでトンプソン真理子さんの投稿が話題になっていますので、細かく調べてみました。
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カリフォルニアの日本のスナック菓子は軒並み危険視されてるみたい!?
アメリカのカリフォルニア州は、健康に関しての法律がアメリカの中でも厳しい州。
厳しいというよりも、体内に入るものについては包み隠さず消費者に伝えていて、商品を選ぶ選択肢を消費者に広げてくれる、といった感じでしょうか。
今、日本のお菓子がとっても美味しいと多くの外国人がこぞって購入し、お土産にしたりYouTubeにあげたりして、空前のブームですよね。
だからこそ多くの人が知っておかなくてはいけない、「日本のスナック菓子」の中身。
例えばみんな大好きポテトチップス。
「WARNINGFried Potatoes Contain Acrylamide,A Chemical known to the States of Calofornia to cause Cancer, Birth Defects, Or Other Reproductive Harm.」
と、売っている箱に警告が貼ってあります~!!(笑)
「警告フライドポテトに含まれるアクリルアミドは、カリフォルニア州では癌、先天性欠陥、その他の生殖器への悪影響を引き起こすことが知られています」
って、書いてある!!
そして、箱に積んで売っている~!!笑
「揚げたジャガイモ」に発生する成分なので、揚げてあるチップスは日本のスナックだろうがアメリカのスナックだろうが全部一緒なのですが・・・
わざわざ日系スーパーにおいてのみドーンと掲示されているあたり、日本人が無知だと思われているのかな?という感じがします。
カリフォルニア州は全米一健康志向な州で、法律で全ての食品を含む商品に「有害物質の表示」が義務付けられているんですって。
だからこんなことに・・・
他にも、みんな大好きおせんべいにも表示が多いみたい・・・
おせんべいって、スナック菓子より健康なイメージだったのに!!(泣)
割と多くの食品に「ヒ素」「鉛」「カドミウム」などが含まれていることがわかります。
特にアミノ酸調味料や、土壌汚染、原料の残留農薬などがそれにあたるみたいですね。
スナック菓子を毎日食べると太るだけじゃない。危険性を調べてみました。
バーチャルヘルスコーチのはっしーさんがYouTubeにあげてくれています。
スナック菓子に含まれる危険な有害成分って?
例えば、動画内でも言われているスナック菓子に含まれる有害物質って、どんな影響があるのでしょう?
ヒ素・・・単体ヒ素は生物に対する毒性が強く、その性質から農薬や木材防腐に使用。人体に対して非常に有害で、WHOの下部機関より発がん性が勧告され、発がん性の危険性が最も高い「グループ1」に属している。日本でも医薬用外毒物に指定されている。一方でヒジキや海藻、エビなどに含まれるヒ素化合物は体内で無害化される必須元素である。
スウェーデンでは、6歳未満の子どもには米や米加工物を食べさせるべきではないとし、大人も毎日食べるべきではないとしている。
アクリルアミド・・・WHOの下部組織が発がん性を強く疑われるとしている成分。2002年にスウェーデンが高温で焼いたジャガイモ、または揚げたジャガイモにアクリルアミドが含まれることを発表。オランダでは摂取しすぎると腎臓がん・子宮内膜癌・卵巣癌のリスクを高めるという研究結果を発表。
鉛・・・造血組織に対する影響あり。ヘモグロビンの減少につながる。また、知性や神経発達に影響があり、特に6歳未満では少量でも影響があることがわかっている。早産や流産のリスクにもつながる。人における発がん性のリスクもあると結論付けられ、アメリカでは子どもの鉛の血中濃度を削減するための取り組みがなされている。
カドミウム・・・極めて毒性の強い金属。日本ではカドミウムが蓄積した土壌で育った米を食べた地域でイタイイタイ病が発症するという歴史もある。タバコにもカドミウムは含まれる。ニュージーランドなどが肥料に用いているリン酸塩の原料には高濃度のカドミウムが含有されており、土壌中のカドミウム蓄積を促進させかねない。
MSG(グルタミン酸ナトリウム)・・・調味料(アミノ酸等)と書かれている成分。視床下部への悪影響が指摘されている。アメリカの研究では片頭痛の原因の一つとして発表される。また、弘前大学の研究ではアジア圏内で緑内障が多い原因として、グルタミン酸ナトリウムの使用量が多いことを上げている。
グルタミン酸ナトリウムは味覚から過剰摂取を感知できないという性質があり、塩分過多でも味覚が塩辛いと感じなくなる。アレルギー・喘息のある人は体調や症状の悪化を招くため、特に注意が必要なもの。
スナック菓子のヒ素は危険なの?
多くのおせんべい菓子に「ヒ素」が含まれていると表記されているのは、原料のお米にヒ素が含まれているという事みたいです。
お米になじみのない地域では、特に玄米に含まれる少量のヒ素を大変警戒しています。
しかし、私たちの食生活に馴染み、長寿国として知られる日本を含むアジアの国ではお米は問題なく食べられているものですよね。
むしろ海藻類やエビに含まれるヒ素はお米の数十倍にもなります。
とくに自然界に普通に存在するヒ素については、土壌や水に含有されているため、様々な食品にヒ素が含有されていることになります。
しかし、お米に「ヒ素」が含まれていることには違いないのでカリフォルニア州の法律にのっとって表記するしかありません。
法律では、0.005mg/L以上のヒ素が検出される場合は、その情報を記載することが求められるとされています。
ヒ素の含有量は小麦よりずっと多い160倍とされる調査結果もあります。
毎日のお米を食べている私たちにとって、心配するべきは「ヒ素」よりもアミノ酸調味料やその他の添加物かもしれません。
「日本のせんべい菓子にはヒ素が含まれていると海外では警告されている!」
と言われると、「これはヤバそうだ」と思うのですが、
●ヒ素がどんなものなのか
●どこ由来でヒ素が混入しているのか
をきちんと調べることで、むやみに怖がることもなく、商品を選ぶことができます。
おせんべい菓子の「ヒ素」は怖がらなくていいと私なりに調べた結果思っていますが、他の添加物には気を付けたいところです。
逆に、カリフォルニア州の厳しい法律にのっとって記載されている有害物質が「ヒ素」だけなら、安全と言えるかもしれません・・・(個人的見解です~)
(とはいえ、食物豊富な現代はおじいちゃん世代と事情が異なり、お米も食べ放題。メタボになるほどお米やおせんべいを食べたら、ヒ素も本領発揮しかねませんよね。)
スナック菓子のアクリルアミドは危険なの?
これはもう、ジャガイモを高温調理することで発生する成分ということがわかっているので、全世界の揚げジャガイモ料理にはアクリルアミドが含まれるといっていいですよね。
ちなみにレンチンした食べ物も、同じ理由でアクリルアミドが含まれることになり、
「揚げ物のレンチンが一番最悪」ということになります。
詳しい記事がこちら⇩( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
ということで、アクリルアミドは日本のポテチに限ったことではありません。
さらに高温で焼いたクッキーやビスケットにも高濃度で含有されていますし、家庭での調理の過程でアクリルアミドは発生します。
コーヒーなど高温焙煎したものにも、アクリルアミドは含まれているのでコーヒー好きさんも要注意です。
厚生労働省が発表したアクリルアミド含有量の高い食品は、ダントツで
「ポテトスナック」「種実類加工品」「砂糖甘味料類」でした。これについては農林水産省も害を認め、低減対策を提案しています。
でも、日本でポテチには「アクリルアミド」が含まれているという事を知らない人の方が多いのではないでしょうか。
その点、カリフォルニア州の法律ではポテチの害についてきちんと「知る」ことができるといえます。
さらにオーガニックストアで揚げていないポテチなどの選択肢もあります。
知ったうえで「選べる」というのは大切ですよね。
私はポテチはあまり買いませんが、アクリルアミドのことを知ったら余計に買わないようにと思います。
ポテチ大好きで毎日食べるような人でも、アクリルアミドの警告を見て「ポテチを食べる回数を減らそう」と思う人が出てくるかもしれないのに、日本では表記がないのでその選択肢すら与えられていません。
逆にアメリカではカウチポテトという言葉があるくらい、「いつでもどこでも片手にポテチ」状態であって、太りすぎて車いすに乗っている人も珍しくありません。
(「カウチポテト」が精神的な安らぎを求めるライフスタイルをさす言葉でもあることから、お分かりですね)
そういった意味でも、ポテチに関しての害をかなり警告しているのかな~と思っています。
最近の日本人の食生活はかなり欧米よりです。
マック通いする人にも知っておきたいことですね。
スナック菓子のカドミウムって危険なの?
これも、お米を原料としたスナックに含まれていることになります。
カドミウムは日本産のお米1kgに平均して0.06mg含まれていることがわかっています。
日本では鉱山が多く、発掘の際に環境中に流れ出たカドミウムが水田を含む土壌に蓄積されてきました。さらに、海底の土にも含まれていて、イカやタコ・貝・エビやカニなどの内臓に蓄積することがわかっています。
そんな米を主食とするわりには、WHOが公表している各国のカドミウム摂取量より比較的低い日本。
米からカドミウムを4割がた摂取している日本人としては、スナック菓子からの摂取量を気にしなくても良さそうです。
それよりタバコの方がダントツカドミウム摂取が高いので、スナック菓子よりタバコに気を付けてくださいね。
スナック菓子の鉛って危険なの?
「鉛」と成分表に書いてある食品はほとんどないかと思います。
写真にあるのはすき焼きのたれですが、公式サイトに行っても成分はこんな感じ。
すき焼きのたれ成分
醤油・砂糖・食塩・みりん・鰹エキス・カラメル色素
でも、カリフォルニア州の表記では「鉛」となっています。
嫌ですね・・・
一般的には、鉛は自然界に存在し、健康的な食生活の中では排出されるものであると言われています。
ただし、スナック菓子やジャンクフードなどに慣れてしまった人の体では十分な排出ができず、神経系を犯してくるのだそう。
しっかりデトックスできる体づくりを心掛ける、つまりスナック菓子やジャンクフードをなるべく取らないことが重要と言えそうです。
スナック菓子、毎日食べると太るだけじゃない理由、どうでしたか?
スナック菓子とチョコレート、迷ったらチョコの方が良さそうですね。
「準チョコ」ではなく、「チョコレート」で。
スナック菓子はついつい中毒性があり、おやつに何となく子どもに出しているお母さんも多いのではないでしょうか。
特に子どもに与える影響はとても大きいことがわかったと思います。
カリフォルニア州では、こうした表記を見て知ったうえで商品選びができますが、日本ではなかなかできません。
アメリカではそう高くない値段でオーガニック商品が買え、オーガニックストアもその辺にありますが日本ではなかなか見つからない上に、選択肢も少ないです。
スナック菓子は体に悪そうなイメージだったけれど、本当に体にダメージを与えるものだという事がお分かりかと思います。
ちなみに、カリフォルニア州のスターバックスではこんな表記も。
カリフォルニアではあっちもこっちもステッカーや警告だらけで、さすがにやりすぎという声もあるそうですが、それだけ知る機会があることは悪いことではないような気がします。
事実、真理子さんの投稿が6000シェアという勢いで拡散されているほど、日本人にとっては衝撃的でした。
毎日おやつにスナック菓子を食べているお子さん、
毎晩スナック菓子をつまむのが習慣になっているお父さん、
ちょっと見直してみてくださいね。