毎日の日焼け止めの紫外線吸収剤が赤ちゃんや小さな子どもに危険な理由。アメリカの研究で成分が体内を巡っていることが判明。

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春先から急に強くなる紫外線。

夏だけでなく、外に出る時にはいつも塗るという女性も多いのでは。

特に肌の弱い赤ちゃんや小さな子どもにはしっかり塗ってあげるお母さんも多いかと思います。

 

しかし、その日焼け止めに含まれる「紫外線吸収剤」が皮膚から吸収されて、血液に乗って体中を巡っているとしたら、どうしますか?

実はアメリカの食品医薬品局(FDA)が、臨床試験での結果を発表しました。

赤ちゃん・子どもは要注意!日焼け止めの紫外線吸収剤が、体内に大量に吸収されているらしい

 

日焼け止め、子どもや赤ちゃんに毎日塗っていますか?

実は今の今まで、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤が皮膚を通して体内に吸収されるという事は考えられておらず、

「レジャーやイベントなどで長時間外にいる時に塗るもの」

として普及してきた日焼け止め。

どれだけ高いSPFなのか、+が多い方がいいとか、そんなことばかり考えて紫外線吸収材による危険性はあまり考えられてきませんでした。

しかし、今では夏だけではなく大人も外に出るたび塗りなおしたり、小さな子でも丁寧に日焼け止めを塗られるようになり、一年中日常使いとなった日焼け止め。

肌に毎日塗るものの、中の成分にも安全性が求められ、注目され始めてきました。

紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して発熱し変質します。その変質した物質が肌荒れを引き起こしたり光アレルギーの原因となることは知られてきましたよね。

しかしここでさらに、アメリカの医師会雑誌に掲載された論文が注目を浴びています。

日焼け止めの化学物質(紫外線吸収剤)が皮膚から吸収されて体内を巡っていた!

出典はこちら↓

Effect of Sunscreen Application Under Maximal Use Conditions on Plasma Concentration of Sunscreen Active Ingredients

「最大量で様々なタイプの日焼け止めを使用した場合の、有効成分の最大血漿濃度はどれくらいか」

という今回の研究。

この研究は、24人の健康な被験者たちを集めることから始まりました。(被験者は半数が女性、平均35歳、うち14人が黒人)

臨床試験の方法として、1平方cmにつき、2mgの日焼け止めを、全身の75%に塗ります。1日4回、4日間塗ります。7日間にわたり、30回ほどの血液検査をします。

 

その結果、avobenzon(アボベンゾン) oxybenzon(オキシベンゾン) octocrylene (オクトクリレン)ecamsule(メギゾリルSX)の4種類の化学物質(紫外線吸収剤)について、血液内で検出されました。

 

その前に・・・実験に使われたこの4種類の日焼け止め成分ってどんな成分??

 

アボベンゾン・・UVAフィルター。二酸化チタンとの組み合わせで最も効果的な日焼け止め効果が出る。

基本的に安全な成分と言われているが、紫外線を浴びて崩壊した成分がDNAを傷つける可能性があると米国メンフィス大学の研究で発表され、さらなる研究が必要とされています。

オキシベンゾン・・UVA&Bフィルター。リップスティックや保湿化粧品などにも配合。光アレルギーの報告の多い成分。環境ホルモン(内分泌かく乱物質)の疑いがあり、スウェーデンのNGOであるChemSecSINリスト(高い懸念のある物質リスト)にも記載。広範囲に繰り返し塗布してはいけない。

オクトクリレン・・・UVBフィルター。ウォータープルーフの日焼け止めに配合。一足先に、ヒトの皮膚から吸収されて皮膚に障害を引き起こすことがあると判明している成分。(参考文献)単体での紫外線吸収作用が低いため、他の化合物と併用されるが、それらも一緒に吸収されてしまうことがわかっている。

メギゾリルSX・・・UVAフィルター。紫外線防御に高い効果があり、有害な成分に変質しない安定した成分。

 

FDAが出したガイダンスによると、全身吸収される日焼け止めの有効成分が0.5ナノグラム/mlより大きい場合、安全上の懸念により全身の発がん性と非臨床毒性評価が行われるべきとしています。

 

このガイダンスを遥かに超える値が、1日目の検査結果で出たのです。

avobenzon 1.8~4.0ng/ml

oxybenzone  169.3~209.6ng/ml

octocrylene  2.9~7.8ng/ml

ecamsule  1.5ng/ml クリームタイプのみ

紫外線吸収材だけでなく、日焼け止めに含まれるほとんどの化学物質は血液内に溶け込んでいると考えられています。

この臨床試験結果による健康へのリスクは、まだよくわからないとされていますが、この結果を見て皆さんはどう思いましたか?

日焼け止めの成分と赤ちゃんや子どもへのリスク

日焼け止めの成分の危険性と、日焼けによる皮膚がんのリスク

これらの研究結果を受けて、体に悪影響があるかどうかはさらなる研究がないとはっきりわからないとされています。

ただ、このわからない状態が一番怖いともいえますよね。

アメリカの子どもたちを見ても、「そんなに塗る?」ってくらいべったりと白くなっている子どもや赤ちゃんを見かけることは珍しくありません。

ただ、彼らの場合は「美白目的」ではなく、「皮膚がん」を避けるという意味で塗っていたように思います。

毎年アメリカでは皮膚がん患者はとても多く、死因の一つであるため、「The sun is really enemy here」ともいわれています。

日焼け止めを使うリスクは、皮膚がんになるリスクと比べたら低いと言われてみんな使っているんですね。

 

論文の臨床試験にもあるように、実験は1cmあたり2mgをぜんしんの75%に1日4回も塗るという実験です。

それならば、自分たちが外出時にだけ使う分には健康に害はないかもしれませんよね。

 

日本の子どもも皮膚がんは避けたいものですが、日常的に毎日塗っている赤ちゃんや子どもが多い今、日焼け止めにも細心の注意を払う時ではないでしょうか。

ナノ化された日焼け止めに注意!

サラサラと透明感のある軽いつけ心地は、ナノ化された日焼け止めのおかげともいえますよね。

ただ、このナノ化が皮膚からの吸収を助けているといえそうです。細胞よりも小さいナノ粒子が健康を害する恐れがあるとして、こちらもさらなる研究が必要とされています。

でもナノじゃない紫外線吸収剤フリーは、やはり重たく白浮きしてしまう・・・

日焼け止め選びも難しいですね( ;∀;)

日焼け止め成分の危険性に対する各国の報告

 

スイスの研究ではオキシベンゾンを含む4種類の日焼け止め成分が産婦さんの85%の母乳から検出され、その母乳を飲む新生児への影響が懸念されています。

EUではオキシベンゾンは新しい成分に置き換えようとしていますが、新しく置き換えようとしている成分がFDAの安全テストを通らずに認可されておらず、そのままになっています。

ハワイでは最近オキシベンゾンが含まれる日焼け止めは廃止されたことは記憶に新しいですよね。海洋環境やサンゴ礁に影響があるとして、禁止されています。

マイクロプラスチックが海洋汚染している話

 

赤ちゃんや子どもが特に気を付けるべき日焼け止め成分

環境ホルモン成分で、容易に体内に吸収される有害成分で、特に赤ちゃん・子どもには危険とされている日焼け止め成分です。

 

二酸化チタン・・DNA損傷など細胞内損傷が起きる。

4-メチルベンジリデンカンファ―・・・支給中のエストロゲン結合において、エストラジオールと張り合い、環境エストロゲンとしてふるまう可能性あり。

オキシベンゾン・・・すぐに酸化して強力なフリーラジカルとなり、細胞損傷やアレルギーを引き起こす。

オクチルジメチルPABA

他にも有毒化学成分が23種書かれているので参考までに。
サンスクリーンに含まれる有害化学成分 ピーター・ディングル/マードック大学 健康と環境科

赤ちゃん・子どもの小さな体にたくさん塗ると心配な日焼け止め。どうすればいい?

各国の研究を見ると、オキシベンゾンが一番危ない感じがしますよね。

 

今のところ紫外線吸収剤より安全な成分は酸化亜鉛と酸化チタンなどの成分。これらは「紫外線散乱剤」といって紫外線を跳ね返すことで日焼けを防ぎます。

ただし、二酸化チタンは有害なフリーラジカルを形成し、細胞内損傷が起きることがわかっています。(上記参照)

 

日焼け止め成分としては紫外線散乱剤が含まれるものを、赤ちゃんや小さい子ども、妊婦さんには特に選びたいものです。

ネットで買う!赤ちゃん・子ども用日焼け止めの選び方

ネットで「赤ちゃん・日焼け止め」と検索すれば、たくさんの良さそうな商品が出てきて迷いますよね。

市販では買えない良い商品もたくさんあります。

だからこそ、ネット通販の広告は言葉巧みに練られたものばかり。

広告に騙されずに本当に安全なものを選びたいですよね。

ここでは、「赤ちゃん 日焼け止め」で検索して出てきた日焼け止めを、検証していきます。

 

検索で2番に出てきた赤ちゃん用日焼け止め。

パッケージも可愛らしく、ベビーにピッタリな雰囲気です。

「親子で使える肌に優しい日焼け止め」とか、「生まれてすぐから使える低刺激UV」と謳っている日焼け止めの全成分がこちら。

 

何ページか飛んでやっと見つけましたが、ちょっとわからない成分が多くありませんか??

検索結果の広告3番目に出てきた赤ちゃん用日焼け止め。

「赤ちゃんから使える肌に優しい製品」「塗るお守りバリアUV」と謳われている製品は「新生児から使えます」と書いてあるのに【生後3か月から】と良くわからないことだらけ。

でも、広告を良く見ないで雰囲気だけで選びたくなるような文言が並んでいます。

「薬を使わず自力で治したい」、「保湿はアトピー発症リスクが3割減」などの、自然のものを使いたいママたちの心をわしづかみにします。

お肌に優しそうな安心の広告。

山手線CMも出しており、6月分まで完売している人気商品だそうです。

何の知識も無ければ、私もこれを買うと思います。

でも、、全成分をチェックしようにも、ページに全然辿り着きません。というか、全成分がどこにも書いてありません。

検索4番目の赤ちゃん用日焼け止め。

「デリケートな赤ちゃんの住肌に優しい使い心地」のうたい文句でパステルのふんわりした広告です。

・・・が、こちらも全成分が書かれていません。パッと見てわかる場所には、出ていないんです。

検索した広告で、全成分がチェックできないのは使わない方がベター。

世の中のママ達をなめすぎです!!!

赤ちゃんの日焼け止めはどれも

無香料・無着色・ケミカルフリー・アレルギーテスト済み・無鉱物油・アルコールフリーなど、ママたちが安心できる文言が並んでいますよね。

もちろん安心材料なのですが、加えて全成分を発信していないものは中身が見えないので避けたいです。

「赤ちゃん 日焼け止め」検索で安心なのはこれだけだった・・

アロベビー UV&アウトドアミスト

日焼け対策と虫よけが一度にできるというすぐれもの。

しかも、全成分がこれだけ。

 

紫外線吸収材不使用。紫外線散乱剤の酸化チタンを使用しています。

ナノ化されていますが、含水シリカでコーティングされているため酸化チタンの毒性もほぼ心配なくなっているのが特徴。

また、ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、非イオン界面活性剤で天然の脂肪酸とグリセリンを合わせただけの非常にシンプルな構造をしており、使用歴も長く、皮膚刺激や毒性もほとんどなく、アレルギー(皮膚感作性)もないので、界面活性剤の中では刺激が少なく安全性が高いと考えられます。

お湯で流せるスプレータイプです。

「使いやすい日焼け止め」「でもお肌に負担をかけたくない」という人にピッタリ。

さらに虫よけ成分もレモングラスとローズマリーの精油を使って、虫を忌避してくれます。薬品ではないので安心です。

虫よけの成分についての記事はこちら

ディート、イカリジン、アロマ。虫よけ対策まとめ!子供に安心なのは?

しかも、わざわざどこかのページに飛ばなくても、広告内に全成分がしっかり書かれているのは信頼の証。

シンプルな成分で安心です。
1本で日焼け止め&アウトドア対策【アロベビー国産オーガニックUV&アウトドアミスト】


パルシステム UVミルク for family

こちらもシンプル日焼け止め。

パルシステム会員さんにはこちらをおススメします。

 

水、スクワラン、BG、酸化亜鉛、酸化チタン、シリカ、水添レシチン、ラウリン酸ポリグリセリル―10、キサンタンガム、水酸化AI,イソステアリン酸

 

ラウリン酸ポリグリセリルー10は、皮脂に似た構造をしているため保湿する役割があります。毒性や刺激もほとんどない成分です。

心配な酸化チタンよりも、酸化亜鉛が多い配合になっている日焼け止め。

しかも、927円とコスパ良し!他の通販は2000円はしますよね。

でも、アロベビーのような虫よけ効果はありませんので虫よけは別途で。

パルシステムについてはこちら⇩


Thinkbaby SPF50+ 日焼け止めクリーム

酸化チタン不使用で、酸化亜鉛も非ナノ化で安心。

SPFも50と高く、長時間のお出かけにおススメです。

ただ、海外製品のため在庫や値段が安定しないのがデメリット。

それ以外はとってもいい成分だと思います。

 

 

 

 

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