連日ニュースでは、今年は黄砂が多めに飛んでくると報道されていますね。
週間予報や自治体の飛来情報をチェックされている方も多いのではないでしょうか。
では具体的に、これらはどこからきてどんな影響があるのかを調べてみました。
詳しく書くと読む気力を失うような難しい内容なので、(理科や地理好きには面白いかも)サクサクとストレスフリーで読めるように簡単にまとめました。
黄砂とは (読み方 こうさ・おうさ)中国から飛んでくる砂!
まず、黄砂とは中国の西側、ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠を中心に発生源とする砂埃のことです。
通年発生していますが、特に大量に巻き上げられ海を越えて飛んでいくような現象は、春に条件がそろいやすいと言われています。
広範囲な砂嵐が巻き起こると、宇宙からでも観測できるとか!
また、毎年黄砂は数億トンにも上るということで、その規模の大きさがお分かりになると思います。
こんなに規模が大きいともなると、黄砂に悩むのは日本だけではなく、中国はもちろん韓国やベトナムなどアジア圏、さらにはアメリカの西海岸でも観測されたことがあるのだとか。
遠くに行けば行くほど、落ちてくる黄砂の粒子が細かいのが特徴で、その被害も発生地からの距離によって変わってきます。
黄砂の時期は2~5月。
黄砂は春先の自然現象
そもそも砂漠の砂嵐が偏西風に乗ってやってくるので、黄砂自体は昔からあったものです。
物凄い細かい微粒子なので、空が霞む「春霞」と言われたり、「おぼろ月」と詠われたりして、風流なものでした。
およそ2~5月の間に観測されています。6月にも稀ですが、黄砂が観測されることがあります。
黄砂の影響
黄砂はもともとアレルギーを悪化させるものだと言われてきました。
その一因として、中国の大都市部上空で大気汚染エリアを通過する際に、汚染物質が黄砂に付着するからだという説もあります。
呼吸することによって気管を刺激したり肺に入ったりすると、ぜんそくや気管支炎などを悪化させます。
肌が弱い人は付着すると、アトピーや結膜炎を悪化させます。
様々な影響をもっと細かく述べると、
・咳・鼻水・くしゃみ
・発熱
などの風邪と間違えるようなものから、
・目のかゆみ・充血・結膜炎の悪化
・皮膚のかゆみ・湿疹
などアレルギー性のものの悪化、
・心臓疾患への影響
・肺炎の誘発
など重い症状によって入院治療が必要になるもの
など多岐にわたります。
黄砂の影響を防ぐには
まず、黄砂の飛来情報をチェックしましょう。時間がなければ、遠くの空をみて霞んでいないか見てみましょう。
飛来量が多い日には外出を控え、窓を開けないようにしましょう。
アレルギー体質の方や、小さいお子さんがいる場合には、部屋に空気清浄機を設置しましょう。
布団干しは短時間で、取り込むときにはよく払いましょう。
洗濯物はできるだけ部屋干ししましょう。
細かい粒子を防ぐマスクをつけ、目の粘膜が弱い方はゴーグルをつけましょう。
とはいえ、黄砂は砂漠が存在した昔々からあったもの。
そして1年中飛来しているわけではなく、特に春に多いものです。
恐がらずに上手に付き合っていきましょうね。
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