そのたびに「光化学オキシダント(スモッグ)警報」のお知らせをする市内放送が聞こえてきます。
私の住む地域では大体午後2時くらいに発令され、夕方6時以降に解除されていますね。
そもそも私が子供のころからよくある(30年前??)光化学スモッグ、外で遊んでてもいいのか、洗濯物を干していいのか、そんな疑問を調べてみました。
Contents
光化学オキシダント(スモッグ)警報が出たら、洗濯物は干さない方がいい?
警報が発令されると、市内放送が流れます。
そこでは「屋外での活動は自粛してください」と放送されています。
外遊び、外での部活、野外授業などは積極的に控えます。
屋内では風向きによって窓を閉めます。
とまあ、外でも活動はかなり縮小されますが、結果から言うと
衣類の表面に、花粉のように粒子が残るものではないので、洗濯物は急いで取り込まず干しっぱなしでよさそうです。
しかしどうしても気になるのであれば、光化学スモッグが出てくるお昼前に乾くように朝のお洗濯をしてみてはいかがでしょうか。
もしくは、乾燥機を使いましょう。
黄砂やPM2.5も気になりますから、現代に乾燥機はマストアイテムですよ。
ガス乾燥機の口コミがこちら一家に一台!乾燥機の乾太くんが子育て世帯の役に立ちすぎている!!
世界的にみると、光化学スモッグは落ち着いてきたと思われる日本。
しかし昔の日本のように、ガンガン成長している国がお隣にある限りは、大気汚染に悩まされるのかもしれません。
仕方ないので、自分たちでしっかり対策しましょう。
市内放送を聞き逃して注意報警報が出ているかどうかわからない、という方は自治体のホームページを見てみましょう。
こんな感じで各自治体が出していますので、チェック!
愛知県 光化学スモッグ発令状況
東京 光化学スモッグ発令状況
では、そもそも光化学スモッグって何なのかを見てみましょう。
光化学オキシダント(スモッグ)とは何?なんで洗濯物に影響がないの?
光化学オキシダントを主成分とするスモッグ。健康に影響を及ぼすことがある大気汚染の一種。工場や自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物炭化水素が、日光に含まれる紫外線により光化学反応を起こして変質しオゾンなどが発生する。
wikipediaより引用
都市部や工業地帯ではよく煙が出ます。工場や車から出る汚染物質がその一部です。
その煙が、光(紫外線)に当たると有害な物質となり、空気中に溜まり、スモッグ(煙)となって漂っていますよ、気を付けてくださいね、というのが光化学スモッグ注意報・警報です。いわゆる大気汚染の一種だったんですね。
原因物質がほとんどオゾンなので、分解されると酸素となり、花粉やPM2.5のように粒子がくっつくものではないという事らしいのです。
一昔前の高度成長期には、かなり大気汚染がひどかった日本。敗戦から立ち上がろうと、ものすごい勢いで復興・発展を遂げる裏で、ものすごい勢いで汚染物質をまき散らしていました。
ちょうど、現在の中国のような感じです。
そんな背景もあり、
日本の光化学スモッグのピークはこの時期の1970年代。
現在は昔よりは良くなっているようです。
しかし中国が昔の日本のような勢いを見せている今、流れてくる汚染空気によりまだまだひどい光化学スモッグに悩まされている地域もあります。
光化学オキシダント(スモッグ)が発生しやすい条件
●だいたい4月から10月にかけて観測されます。
●昼間、特に日差しの強い時間帯に発生します。
●紫外線による変質なので、晴れ、または日差しの強い曇りの日。
●気温が高い日、特に25度以上。
●風の弱い日。光化学スモッグが流れていかないような弱風。
まさに、最近の気候です。5月でも7月中旬並みの暑さと言われてきた2017年は、まさに毎日のように光化学スモッグ警報が出されています。
猛暑酷暑の年であった2018年も、多くの日が光化学スモッグ警報が発令されていました。
ちなみに光化学スモッグ注意報は警報よりも濃度が低い状態で、警報時の半分ほどとなっています。
光化学オキシダント(スモッグ)による健康への影響は?
もうすぐ、市内の小学校では陸上大会が行われます。
もし光化学スモッグ警報が出された場合、このような屋外での活動は自粛しなくてはなりません。もちろん自治体の判断にもよるのでしょうし、市内全体のスケジュール的なものも絡んできます。
運動会では、途中で中断して続きは延期にした学校もあるとかで、もしそのまま続行しても、延期してもクレームが来そうな難しい問題です。
ではなぜこんなに神経質になるのかというと、こんな影響があるからです。
<目の異変>
●目がチカチカする。
●涙が出てくる。
●目に何か入ったような異物感がある。
●目が痛い。
<呼吸器の異変>
●のどが痛くなる。
●咳が出る。
●ひどいと、呼吸が苦しくなる。
<その他の重い症状>
●嘔吐、吐き気
●意識がぼーっとする、意識がなくなる
●手足がしびれてくる
昭和45年には、東京杉並区の高校で運動中の女子生徒43人が目のチカチカ、涙、のどの痛み、せき、呼吸困難を訴えて、倒れてしまった生徒もいたという被害が出ています。
これ以降も各地で光化学スモッグが原因と思われる症状が相次いだため、すぐに対策が取られるようになりました。
実際に被害が出てからでは遅いので、途中で中止になった運動会も、「みんな元気ならそれでいいじゃない」と寛容に受け止める必要がありそうです。
「ほかの学校は運動会を続行した、誰も具合悪くならなかった」
というのは結果論。アレルギー体質やぜんそくのお子さんには過酷だと思われます。
中断はみんなが残念に思うモンに決まっています。それなのについつい声に出してクレームを届けてしまうのは、「仕事の都合で続きが見れない」、きっとこんな親側の都合ではと思ってしまいます。
なんでこんなことを言うかというと、この長谷川豊さんのブログを読んだから。
私もいたって健康な児童でしたから、この記事で言いたいことはとてもよくわかります。
でも、仕事柄ひどいぜんそくのお子さんを知っているので、その親御さんの気持ちになると素直に自分の体験だけで物は判断できません。
難しいです、光化学スモッグ。
外出時、日焼け対策していますか?
光化学スモッグの季節になると、同じく気になるのが日焼け。
さらに、5月からは早々に蚊も出てきます。
日焼け対策と虫よけが一度にできるというすぐれものが、アロベビーのアウトドアミストです。
しかも、全成分がこれだけ。
紫外線吸収材不使用。紫外線散乱剤の酸化チタンを使用しています。
ナノ化されていますが、含水シリカでコーティングされているため酸化チタンの毒性もほぼ心配なくなっているのが特徴。
また、ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、非イオン界面活性剤で天然の脂肪酸とグリセリンを合わせただけの非常にシンプルな構造をしており、使用歴も長く、皮膚刺激や毒性もほとんどなく、アレルギー(皮膚感作性)もないので、界面活性剤の中では刺激が少なく安全性が高いと考えられます。
お湯で流せるスプレータイプです。
「使いやすい日焼け止め」「でもお肌に負担をかけたくない」という人にピッタリ。
さらに虫よけ成分もレモングラスとローズマリーの精油を使って、虫を忌避してくれます。薬品ではないので安心です。